ようやく旧ジャニーズ事務所から独立した新会社「STARTO ENTERTAINMENT」(スタートエンターテイメント)の設立が発表された。

 代表取締役CEOには、女優のんを復活させた福田淳氏が就任。同氏は公式サイトで「タレントたちと、これから出てくる後輩たち、それぞれの個性や目標に寄り添い、伴走する。そして、ここから新たな伝説をスタートする」と高らかに宣言した。

 これに安堵の声を上げるのが出版業界だ。故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、大半の大手出版社は旧ジャニーズタレントの起用に慎重な姿勢だった。テレビ局同様、コンプライアンスや広告出稿主の顔色を伺わねばならなかったからだ。

「これまでは雑誌の表紙には誰かしらジャニーズタレントが起用されてきた。それが性加害問題を機にガラリと変わった」とは大手出版社に勤める編集者だ。

 旧ジャニーズ勢が抜けた〝穴〟を埋めるべく、若手俳優やK―POPグループ、日本発のグローバルボーイズグループを表紙に起用したものの「あがってきた売り上げを見てガク然とした。旧ジャニーズ勢を表紙から〝排除〟した結果、売り上げが3割近く下がったこともあった」(出版関係者)という。

 なぜこうも違うかと言えば、旧ジャニーズ勢のファンは〝推し活〟のように、同じ表紙の雑誌を複数冊買うことがある。テレビ業界でも旧ジャニーズ勢をドラマに起用すれば、彼らの熱狂的なファンはリアルタイム視聴し、さらに見逃し配信などの再生回数にも大きく寄与する。

「このままでは休刊、もしくは廃刊になってもおかしくなかっただけに、新会社は一日も早く動きだして欲しい」

 そう切望する出版関係者。やはりジャニーズは別格だったようだ。