J1昇格プレーオフ決勝は2日、国立競技場で行われ、J2・3位の東京Vが4位の清水と1―1で引き分け、リーグ戦上位チームを勝者とする規定により、2008年以来、16年ぶりのJ1復帰を決めた。
劇的な展開で勝負が決まった。0―1とリードされて迎えた後半アディショナルタイム。FW染野唯月が、右サイドでペナルティーエリアに入ったところで、DF高橋祐治に倒され、PKを獲得した。これを自ら決めて同点に追いつくと、ジャンピングガッツポーズで喜びを爆発させた。今季も復帰お預けとなりそうな雰囲気をぶち破ってみせた。
ヒーローとなった染野はPKについて「自分が点を取ってJ1昇格する気持ちで蹴った。点になってうれしい」と振り返った。主将のMF森田晃樹は「やっとだな、という感じです」などと涙ながらに語り、「長く待たせたと思う。ようやくJ1の舞台でできるので、一緒に戦ってください」とサポーターに呼びかけた。下部組織育ちの主将はこの日、清水にPKで先制を許すハンドを犯してしまったが、シーズンを通してチームを引っ張り、J1復帰へ貢献した。
城福浩監督は、喜びを語った上で「ここからJ1に定着して優勝を目指せるクラブにならないといけない。ここからがスタートだと思っている」と先を見据えた。かつての強豪が、来季J1でどのような戦いを見せるのか注目だ。












