「ゲゲゲの鬼太郎」のスピンオフアニメ映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の大ヒット御礼舞台あいさつが30日夜、原作者・水木しげるさん(享年93)が半世紀以上暮らした東京・調布の映画館で行われた。

 この日は水木さんの命日。存命なら101歳で、同作は水木しげる生誕100周年記念作品でもある。

「人間という妖怪と、本来人間がもつべき心を今もっている妖怪とのお話で、僕はその間に入っている普通のサラリーマンの水木という役を演じています。昭和31年のお話」と水木役の声優・木内秀信(54)は説明。かつての目玉おやじ(鬼太郎の父)役・関俊彦(61)いわく「大人向けのガッツリしたつくり」だそう。

 新海誠監督や「推しの子」の作画担当・横槍メンゴさんがSNSで絶賛するなど、業界でも話題。古賀豪監督(54)は「(映画の)中に〝隠れ妖怪〟が遊びで入ってる」のも面白ポイントの1つに挙げた。

 だが、映画を2度見に行ったという関は「全く分かりませんでした」。木内も2度目の観賞で「それを見つけようと思って、最初からずっと水木を見ずにずっと背景ばかり追っていたんですけど、一体も見つけられず」だった。

 2人からヒントを求められ、古賀監督は1体だけ、どのシーンで登場するか明かした。1~2体どころか「もっといっぱいいます」とのことで、「見切れて画面の前を通過したりとか」するそうだ。

 もう1つの面白ポイントは、鬼太郎や目玉おやじの声で知られる大御所声優・野沢雅子(87)が「別な役でね、影役でひと言なんかしゃべってらっしゃる」ところだそう。木内には思い当たる場面が2つあり、古賀監督に耳打ちしたが、いずれもハズレ。

「隠れ野沢雅子さんは、やっぱり野沢さんがやるならこの役かなっていう…。ちょっとエフェクトがかかっています。セリフではないですね。叫び? ま、そんな感じ。難しい」とだけ監督からヒント。関は「いや~、夜も眠れないです」とボヤいていた。