J3北九州が〝他力〟で奇跡の残留を果たした。今季J3最下位(20位)が確定したが、JFL優勝のホンダFCはJ3ライセンス未申請で自動降格を回避し、JFL2位チームとの入れ替え戦の可能性を残していたが、26日に最終節が行われた結果、JFL上位2チームが、J3ライセンスを持たないため、命拾いとなった。

 試合中に吉報が届いたこの日の福島戦だったが、1―2で敗れた。最終節1試合を残すとはいえ、19位宮崎に勝ち点10差をつけられるダントツ最下位という厳しい現実は変わらない。試合後のホーム最終戦セレモニーでは、石田真一社長のあいさつ時に、スタンドからブーイングが飛んだ。同社長は謝罪の言葉を口にするとともに「この苦しい経験を無駄にすることなく、成長できるように取り組んでいきたい」と語った。

 2019年にスポーツダイレクター兼任で就任した小林伸二監督は今季限りで退任。この日のあいさつでは、主力選手を維持する難しさにも触れた上で、J3残留については「皆さんの思いがあっての結果だと思います」。19年のJ3優勝、20年のJ2・5位と躍進の兆し見せたが、現実は厳しかった。再び旋風を巻き起こすクラブとなれるのだろうか。