森保ジャパンで〝酷使問題〟が再燃している。日本代表MF三笘薫(26=ブライトン)が14日、帰国後に参加予定だった森保ジャパンの練習を疲労のため急きょ欠席。調整も行わず、宿舎ホテルで静養することになった。三笘はクラブで酷使が続いており、負傷を懸念する声も出ている。今後は重要な試合以外での〝招集見送り論〟も高まってきそうだ。

 三笘はこの日、2026年北中米W杯アジア2次予選ミャンマー戦(16日、大阪)とシリア戦(21日、ジッダ)に向けて日本代表の合宿に合流するため帰国。その後に全体練習へ参加する予定だったが、合流している選手でただ一人ピッチに現れず、練習を欠席した。

 日本サッカー協会関係者は三笘の欠席理由について「疲労を考慮してホテルにいる。(調整は)何もやっていない。静養」と説明。宿舎ホテルでも体を動かさず、終日静養に努めた。

 三笘を巡っては、ブライトンで異常とも言える酷使が続いている。今季はここまで公式戦の全17試合に出場。10月の代表活動では、メンバーに選出されながら体調不良で不参加となる事態に陥った。しかしその後も代表期間が明けると、ブライトンで5試合連続フル出場と過酷な起用を強いられ、直近の試合ではパフォーマンスの低下が顕著に。ロベルト・デゼルビ監督の〝ブラック起用〟を問題視する声も上がっている。

 前回の代表活動では、三笘と同様にクラブと代表でフル回転を強いられていたMF久保建英(22=レアル・ソシエダード)が「きついですよ、正直」「ずっと出ている選手は、いつかケガをしてしまう」と不安を吐露して物議を醸したばかり。今回の練習回避で、エースの三笘にもいよいよ〝パンク危機〟の懸念が高まっているのだ。

 代表OBからも「今、一番怖いのはケガ。過去にも代表で、ケガによって選手生活に影響が出た選手がいた」と指摘する声が出ており、三笘の今後に不安は増すばかりだ。

 代表側で可能な対策としては、国際Aマッチデー期間に招集を見送ることで休養を与える方策。今後続くアジア2次予選は格下相手ばかりで必ずしも三笘の招集はマストではないだけに、今後は見送り論が加速しそうだ。

 森保一監督は、今後疲労を考慮して主力の欧州組を招集しない選択肢について「これまでもいろんなことは考慮しながら、招集しないほうがいい状況の時は招集しなかったりはしてきた。これからもそこは、選手の置かれている状況、選手のコンディション状況によって、招集する、しないは判断していきたい」と柔軟に対応する構えで、招集見送りも視野に入れていく方針だ。

 大ケガをしてからでは取り返しがつかないだけに、三笘をはじめ酷使を強いられている主力は慎重な起用が求められそうだ。