韓国メディアが、春秋制を維持しようとするKリーグに警鐘を鳴らした。

 Kリーグでは日本のJリーグと同様に春秋制が採用されており、通常2月末あるいは3月初頭に開幕して、11月末にシーズンを終える。

 ただ欧州など世界のサッカーリーグのほとんどが秋春制で、Jリーグでも移行に向けた議論が進んでいる。そうした中、韓国誌「エスクワイア」がこの問題を特集。Kリーグは春秋制に固執しているとして「韓国が世界サッカー界でガラパゴスになるかもしれない」と批判した。

「世界の流れは秋春制だ。世界サッカーの覇権を握っている欧州のシステムが他のリーグにも拡大している。南米も欧州と同じ時期にリーグを進行する。アラブ圏も夏を避けて秋春制を施行している。こうした世界的な流れに乗れないのは、米国や極東アジアの韓国、日本、中国くらいだ。いくつかの理由があり、まずは寒い冬のせいだ。また、韓国と日本の場合、プロスポーツ導入当時が米国を基準にしたシーズン制度だったのも理由の一つだ。両国とも米国の代表的なスポーツである野球が先に始まったので、後発のサッカーも自然に春に始まる米国式シーズン制にならったのだ」とこれまでの経緯を説明した。

 その上で「今、東アジアサッカーが秋春制の流れに逆らうのは大変だ。アジアサッカー連盟は今年から主要大会を秋春制に変えることにした」と指摘。「日本ではJリーグもそれに合わせて変化しようという声が高まっている」と隣国の日本でも秋春制への移行を見据えていると強調した。

 しかし韓国ではそうした機運は皆無なようで「寒波が吹く真冬にシーズンを進行することは難しいという立場だ。草の生育も問題だ」と移行へのハードルは高く、検討段階に入っていないという。だが同誌は「しかし、いつまでいろいろな言い訳の後ろに隠れて先延ばしにするのか。やりたくない言い訳は、いくらでも作ることができる。しかし、秋春制はすでに近づいてきた現実であり、今のままの流れならばKリーグは一人で春秋制にこだわるガラパゴスになるかもしれない」とKリーグの今後を不安視した。

 シーズン移行は韓国サッカー界でも大きなトピックスになりつつある。