最強兄弟は大みそかの主役になれるのか。格闘技イベント「RIZIN.45」(12月31日、さいたまスーパーアリーナ)の第1弾カードが発表され、注目の朝倉兄弟は明暗が分かれた。7月にヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に惨敗した兄・未来(31)の名前はなく、弟の海(29)はRIZINバンタム級王者フアン・アーチュレッタ(36=米国)への挑戦が決定。この状況に〝バカサバイバー〟こと青木真也(40)が忖度なしにメスを入れる――。
大会2か月前というRIZINとしては異例ともいえる早いタイミングで行われたカード発表会見で、最後まで未来の名前は呼ばれなかった。RIZINの榊原信行CEO(59)は出場の可能性はゼロではないとしつつも、「自信がないんじゃないですか? 心が折れているというか」と険しい表情だ。
準備万端で臨んだ7月のケラモフ戦では、1ラウンド2分41秒、リアネイキッドチョークでタップアウト負け。この試合を最後にリングから遠ざかっており、自身のユーチューブチャンネルでも大みそか決戦について「今、気持ち的に90%以上の確率で出ないって俺の中で思っている」と消極的な発言をしていた。
だが、青木はこの状況に懐疑的だ。「つまり、出たいんだろ!?」と声をしゃがれさせる。さらに「いやいや、こういうのって、そういうことじゃないか。だからみんな、朝倉が期待している通り『俺たちの未来がそんなこと言わないでくれよ!』『何で出てくれないんだ!』って声を大にして背中を押した方がいい。じゃないと本当に出てくれなくなるぞ!」と呼びかけた。
一方、早々にカードが決まったのが弟の海だ。アーチュレッタとの対戦は当初、7月の「超RIZIN.2」で予定されていたが、海の「左膝内側側副靱帯損傷」により延期となったもの。近年の海は負傷欠場が多いだけに、青木は「えー、ホントにやるの? 〝令和の馬場猪木〟みたいなもんじゃないの?」と首をかしげる。そもそも試合が成立するのかも疑問だという。
海に故障が多い原因を「能力が高すぎるゆえ。瞬発力や反応に体がついていかないからだ」と分析。〝試合が成立したら〟の前提で、こう予想した。
「結局、この試合は海のコンディション次第なんだよ。海は攻撃力が異常に高いから、それを序盤に1発入れてイニシアチブさえ取れば五分五分…いや、6対4くらいで有利になると思う。だけど、それはコンディションが万全だったとしての話だから。現実はそうじゃないから前から言ってる通り、アーチュレッタが押し切っちゃうと思う」
では、どうすれば海は高すぎる身体能力を制御し、アーチュレッタを上回れるのか。この問いには「俺がいい人を紹介するよ。コンディショニングのプロで、木村ミノルさんっていう人なんだけど…(以下略)」とメガネを光らせた。
最後に青木自身の近況を聞くや、「仕事がない…」とポツリ。7日にシンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」でマイキー・ムスメシ(米国)とのグラップリング戦で敗れ、21日に初参戦した全日本プロレスでは若手の田村男児を仕留めることができず、15分時間切れ引き分けとなった。
「この2試合をしてから仕事がなくなっちまった。こうなったらカシンのトークショーをプロモートするかプルーンを売るしかない」とよく分からないことをつぶやき、世田谷方面に自転車で走り去った。












