元大阪府知事・元市長の橋下徹氏が16日、「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。会場建設費が計画当初の見込みを大幅に上回る二千数百億円規模となり、建設遅れも指摘されている2025年4月開催予定の「大阪・関西万博」について、「パビリオンにはこだわるな」と持論を展開した。

 橋下氏は大阪市長時代、万博誘致の旗振り役として大阪・関西万博に直接かかわってきた。しかし、誘致決定後、当初計画で1250億円とされた会場建設費は、2020年に1850億円に上振れし、最近になってさらに資材費や人件費の高騰で二千数百億円規模に膨れ上がることが明らかになり、多くの批判を呼んでいる。

 これに橋下氏は「僕が市長のときに言い出しっぺなので。僕、当事者ですから偏ってますから、どんどん批判していただきたいんですけど」と前置きしつつ、万博開催に対する批判に反応。まずは東京五輪との比較で「東京五輪の金額と比べてみてくださいよ。東京五輪は1兆何千億円使ってるんですよ。これに対して(大阪・関西万博は)二千数百億円で、経済効果でどれだけ外国人観光客が来て経済波及効果があるか、投資として見てもらいたい」と、批判が相次ぐ万博開催を擁護した。

 また、高騰する会場建設費の多くがパビリオンに関連することに、「大阪に言いたいのは、パビリオンにこだわらなくていいと思うんです。もともと医療生命ライフサイエンスと技術を結集させようという万博だったものですから、高度成長時代のようなきらびやかなパビリオンじゃなくて、技術を集めるものだからもっと簡素化していいと思うんですよ」と指摘。

 さらに「日本の方は誤解されてるかもしれないけど、開催日にパビリオンが全部完成してる万博なんて、まずありません。開催してからも作ってるんです。そういうものだという前提で、ちょっとご理解いただきたいなというのが当事者の気持ちです」と、万博開催反対意見に反論した。

 その後もフジテレビ解説委員の風間晋氏から、「箱モノ作って人集めて、わーみたいなのが、ちょっと19世紀か20世紀の発想だと思いますよ」と、万博開催そのものへの疑問をぶつけられると、橋下氏は「だから、そういう万博じゃなくて、箱モノじゃなくて技術を集めて少子高齢化時代を迎える全世界に向けての解決策を提示するのがもともとのコンセプトなんで、パビリオンにこだわるなということを僕は言いたいです」と再度強調。

 最後は司会の谷原章介から「もう市長じゃありませんけども、今後仕切りお願いします」と振られていた。