ラグビー日本代表がW杯フランス大会で1次リーグ敗退に終わった要因について、今大会限りで退任するジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=53)の〝人選ミス〟が指摘されている。

 日本代表は8日の1次リーグD組最終戦でアルゼンチンに27―39で敗れ、2大会連続の8強入りはならなかった。日本の敗因について、アジア圏のラグビー情報を扱うフランスメディア「アジア・ラグビー」は「ディフェンス面では、日本代表のバックス陣は精彩を欠き、アルゼンチン代表にトライを奪われてしまった。空中戦でもことごとくやられた」と分析。その上で「2019年のスタンダードとの差があり過ぎる」と指摘した。

 さらに、指揮官の采配にも疑問符をつけている。「ジョセフHCは、21年に方針を変更し、チームにディフェンシブな側面を持たせた」。その結果、W杯メンバー候補に挙がっていたSO山沢拓也(埼玉)、CTB立川理道(東京ベイ)や4年前には不動の司令塔だったSO田村優(横浜)ら実力者が選外となり、不安定な陣容となってしまったというのだ。

 その一方で、ナンバー8姫野和樹主将(トヨタ)を「今回のW杯における日本のベストプレーヤー」と高評価を与えるなど、FW陣の奮闘をたたえた。27年オーストラリア大会に向けては、バックス陣の人選や世代交代がカギとなりそう。同メディアは、それを遂行する次期HCとして、昨季のリーグワンで東京ベイを初優勝に導いた南アフリカ出身のフラン・ルディケ氏を有力候補に挙げた。