作家・村上春樹氏(74)の母校である兵庫・西宮市立香櫨園(こうろえん)小学校には5日、ノーベル文学賞受賞の瞬間を何年も待ち続けている村上氏の同級生・頭井治男さん(74)や内堀均さん(74)らが集まりスウェーデン王立科学アカデミーの発表を見守った。

 村上氏は2006年にノーベル文学賞の登竜門「フランツ・カフカ賞」を受賞した。以来、毎年ノーベル賞の有力候補とされてきた。過去、日本人で「ノーベル文学賞」を受賞したのは、1968年の川端康成氏と94年の大江健三郎氏の2人だ。

 同校の職員室の横には図書委員が作成した「ハルキクイズ」が掲示されていた。同校の関係者は「卒業生はみんな村上春樹さんを知っている」と胸をはった。

 発表時刻である午後8時を過ぎ、一同テレビ画面を見守ったが、配線トラブルで声が聞こえないというハプニングが発生。小学校の先生たちは右へ左への騒ぎとなっていたが、10分ほどで問題は解決。無事、発表を聞くことができたが、会場からは深いため息が漏れた。

 頭井さんは「しゃあない…。早く受賞して同窓会に来てほしい」とぽつりとこぼした。