オカルト評論家・山口敏太郎氏が都市伝説の妖怪、学校の怪談、心霊スポットに現れる妖怪化した幽霊など、現代人が目撃した怪異を記し、妖怪絵師・増田よしはる氏の挿絵とともに現代の“百鬼夜行絵巻”を作り上げている。第157回は「やまの子供」だ。
やまの子供は、ある地域の山に住んでいる。その地域には子供専用の空き地があった。だが、その空き地には奇妙なルールがあったのだ。遊んでも良いのだが、必ず午後4時までに帰らないと恐ろしいことが起こるという。しかし、子供たちは具体的に何が起こるかは聞いていなかった。
ある時、そのルールを破って遊んでいる子供たちがいた。すると、恐ろしいことが起こった。見慣れない衣装に身を包んだ子供たちが、茂みの中から這い出てきたのだ。
その奇妙な子供たちは、ルールを破って遊んでいる子供たちの1人を捕まえた。一緒に遊んでいた子供たちは逃げたのだが、捕まえられた子供は行方不明になってしまった。
その後、子供がさらわれてしまった家では、1週間あまり、童謡を大音響でかけて、対策を行っが、あまり効果がなかった。童謡を大音響で流せば子供が帰ってくるという迷信でもあったのだろうか。
その地域は家々が取り潰され、再開発されてしまった。











