元大関が意地を見せた。大相撲秋場所初日(10日、東京・両国国技館)、幕内朝乃山(29=高砂)が関脇若元春(29=荒汐)を力強く寄り切って白星発進。取組後は「体調は万全ではないけど、土俵に上がったら関係ない。思い切っていくしかないので。うまく踏み込めた」と振り返った。
本人の言葉通り、7月の名古屋場所で左腕を負傷し、夏巡業では右足親指を痛めるなど決して万全の状態ではない。それでも「万全ではない分〝負けてもいい〟と思い切っていける。明日からも吹っ切れた気持ちでいきたい」と表情に覚悟をにじませた。
先場所も左腕を負傷後に再出場に踏み切り、最終的には勝ち越しにまでこぎつけた。元大関は目の前の一番に集中し、15日間を乗り切る構えだ。












