元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏が21日、「モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。福島第一原発事故の処理水の海洋放出について「理解を得られないのはマイナ保険証と同じ」と政府の対応を批判した。

 3・11の原発事故で発生した汚染水は多核種除去設備ALPSを通すことで、国際基準を下回る処理水にして海洋放出する時期を政府は探ってきた。政府は「関係者の理解が得られなければいかなる処分もしない」と声明を出しているが、いまだに理解は得られていない。それどころか、ここにきて処理水の貯蔵限界が迫っており、一部では8月下旬にも海洋放出が開始されると噂されている。

 もはや「理解を得る」は方便で、政府の方針ありきとの批判にさらされているが、玉川氏は「原発事故に責任を持つ国と東京電力が被害者である漁業者の理解を得ないで進められるわけがない」としつつ、科学的で合理的な方法として海外でも実績がある大気放出があると指摘。さらに「そうした選択肢の検討に漁業者や福島の人たちが加われなかったことが理解や納得を得にくくしている」との専門家の見解を提示した。

 その上で玉川氏は処理水の海洋放出で理解を得られないのは「マイナ保険証と同じだと思うんですよ。『政府はこう決めました、あとは理解してください』って、理解できないからいまだに支持率が下がってるわけでしょ? 僕は似てるなって思いますよ」と、一方的に政府の方針を押し付けるやり方に納得できないようだ。