ザ・ドリフターズの故仲本工事さんの内縁妻で歌手の三代純歌(58)が、「週刊女性」発行元の主婦と生活社との控訴審判決で敗訴したことが分かった。純歌側が取材に明かした。純歌は主婦と生活社を含めて週刊誌の発行元計3社と係争中で、控訴審判決が出たのは今回が初めて。残る2社との訴訟で〝勝ち越し〟を期す。

 純歌は5月28日、東京高裁であった控訴審判決で「控訴を棄却する」と言い渡された。

 当人は取材にコメントを寄せ、敗訴について「とても残念で、到底納得できるものではありません」と心境を吐露。「何度も主張してきましたように、加藤茶さんは私に怒鳴っていません。『こうなったのはお前のせいだ』と言われた事実もありません」と改めて主張した。「裁判では、加藤茶さんが私に怒鳴った事実が本当にあったのかどうかが十分に検証されたとは思えません。私が受けた被害も正面から認定されず、週刊誌側の言い分を追認した、不当な判決であると受け止めています」と判決を疑問視した。

 純歌のマネジャーもコメントを寄せ、判決を「不当」と指摘。「(純歌の)名誉回復のため、今後も必要な対応を検討してまいります」とした。

 仲本さんが2022年、交通事故後に搬送された横浜市内の病院で、純歌はドリフの加藤茶(83)から怒鳴られたなどと週刊女性に報じられ、発行元の主婦と生活社を相手取って東京地裁に提訴。昨年12月の判決で敗訴したため控訴していた。

 週刊女性以外にも同種内容を伝えた「週刊新潮」の新潮社、「女性自身」の光文社をそれぞれ東京地裁に提訴。純歌は今年3月の判決で新潮社、光文社にはそれぞれ勝訴したが、加藤に叱責されたと伝えた報道について真偽が明らかにならず、主張が認められなかったとしてこの2件でも控訴した。

 つまり、週刊誌の発行元計3社との訴訟の第一審で2勝1敗と勝ち越したが、すべてで控訴していた。

 国内の民事訴訟では最高裁に上告しても棄却、もしくは不受理とされるケースがほとんど。最高裁は下級審の判決を巡って改めて事実認定するのではなく、憲法解釈の誤りなど憲法違反の有無を確認するにすぎないからだ。

 となると、純歌は計3社との訴訟で、現状ではこのまま1敗が確定する公算が大きい。その場合、残る2社との訴訟で第一審同様に2連勝し、通算での勝ち越しを期す。

 純歌の代理人は喜田村洋一弁護士。24年のダウンタウンの松本人志の訴訟では週刊文春側の代理人を務めた。かねて名誉毀損訴訟に強いことで知られる。

 純歌は〝文春の法の番人〟を後ろ盾に残る2戦をどう戦うか。