落語家の五街道雲助(75)、金原亭馬生(75)、古今亭志ん彌(73)が7日、新宿末廣亭で行われた「古今亭志ん生没後五十年追善興行記者会見」に出席した。

 2023年は、先代金原亭馬生の没後四十年、古今亭志ん朝の二十三回忌、先代古今亭圓菊の十三回忌と重なるため、大々的に新宿末廣亭で追善興行を行うということになった。会場では三代目古今亭圓菊が司会を務め、新宿末廣亭社長の真山由光氏も出席した。

 人間国宝に認定されることが決定している雲助は「志ん生、馬生、志ん朝、圓菊が亡くなってこれだけというのを聞いて、もうそんなになるのかなと。(師匠の)芸に触れた方も少なくなってきているが、そのままなくなってしまうというのも惜しい。我々で全くもって再現するのは無理ですが、受け継いだ味を全て出せたらと思います」と意気込んだ。

 志ん彌も過去に志ん生に弟子入りを志願していたことを告白。「(池波)志乃さんにうちのおじいちゃんは弟子を取らないですよと言われてしょぼしょぼ帰っていた時に、後の師匠の圓菊とすれ違いまして」と当時を振り返った上で、「笑いが一番という一門でございます。私もいくらかを引き継いで、兄弟弟子とともに皆様方にお送りできれば」としみじみと語った。

 また今回の追善興行は、昼夜を通して古今亭一門のみで番組が組まれている。一門の特徴に関して馬生は「師匠の(先代)馬生の口癖は『なんでもいいんだよ』というもの。ルーズに聞こえましょうが、やり口はなんでもいいんだよということ。個性がバラバラで同じような芸風が少ないから、お客様が飽きないというのが強みだと思います」とアピールした。

 追善興行は9月の11日から20日まで、新宿末廣亭で行われる。