フランス1部パリ・サンジェルマンの韓国代表MF李康仁(22)が、アジア大会(9月開幕、中国・杭州)に出場するU―24韓国代表メンバー22人に〝見切り発車〟で選ばれた。

 韓国国内では、14日のメンバー発表にあたって李が入るかどうか注目されていた。アジア大会優勝が兵役免除の近道だからだ。同国メディア「スターニュース」は「最も関心を集めるのは李の抜てきがあるかどうかだ。李はまだ兵役義務を履行していない。アジア大会で金メダルを取れば兵役法により約1か月間の基礎軍事訓練だけ受ければよい」と伝えていた。

 世界的名門PSGに5年契約で入団したばかりの李が、派遣義務のない大会でクラブの了解を得るのは難しいとみられていたが、メンバーに名を連ねた。しかし100%確実かというと、そうではないようだ。

 韓国メディア「日刊スポーツ」などによると、この日の会見に臨んだ黄善洪(ファン・ソンホン)監督は「マジョルカ(李の前所属クラブ)との調整はほぼ終わっていたが、PSGに移籍したことで、まだ調整中の部分が残っている。ただ、本人の参加の意思は強く、大きな期待をしている」と状況を明かした。

 シーズン開幕までに所属クラブで欠かせない戦力となれば、PSGは招集を渋る可能性が残っている。その一方で快く送り出されれば、さほど重要視していない証しとなりそうだ。

 前回2018年のアジア大会では、FW孫興民(ソン・フンミン=トットナム)、DF金玟哉(キム・ミンジェ=バイエルン・ミュンヘン)らが優勝によって兵役を免除された。