大関初出場で初白星だ。大相撲名古屋場所4日目(12日、愛知県体育館)、新大関の霧島(27=陸奥)が小結琴ノ若(25=佐渡ヶ嶽)に快勝。低く踏み込んでから2本差すと、琴ノ若の小手投げには右のかいなを返して反撃を阻止。最後は後ろ向きになった相手を難なく送り出した。

 初日に「右肋骨骨挫傷、約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出し、3日目まで休場。この日は幕内土俵入りの場内アナウンスで「大関霧島」と呼ばれると、大入りの館内では大きな拍手と歓声がわき起こった。

 その新大関は、ファンの歓声に「すごかった。力になったし、頑張ろうという気持ちになった」と感慨もひとしお。4日目で迎えた〝大関デビュー戦〟については「良かったと思います。土俵に上がる前は緊張したけど、上がったら落ち着いた。勝っても負けても、自分の相撲を取ることしか考えていなかった。新大関ですし、早く出たい気持ちがあった」と振り返った。

 もちろん、霧島にとって場所は始まったばかり。横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)、大関貴景勝(常盤山)が不在の中、唯一の看板力士として千秋楽まで土俵を務めることが最低限のノルマとなる。霧島は5日目以降に向けて「自分の相撲を取っていきたい」と気持ちを引き締めた。