綱の貫禄だ。大相撲名古屋場所初日(9日、愛知県体育館)、横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)が小結阿炎(29=錣山)を一方的に押し出して白星スタートを切った。取組後は「落ち着いて圧力をかけていこうと思っていた。その通りにできたかな。いい相撲だったと思う」とうなずいた。

 この日は新大関の霧島(陸奥)が右肋骨のケガで休場。大関貴景勝(常盤山)も両ヒザの故障で休場しており、初日からの大関不在は昭和以降初の異常事態となった。照ノ富士は「横綱として土俵を締める気持ちか」と問われると「それは毎場所のことじゃないですか」ときっぱり。2日目以降へ向けて「始まったばかりだし、これからが大事」と気持ちを引き締めた。