安倍晋三元首相(享年67)が銃撃された事件から早1年経った8日、奈良県・近鉄大和西大寺駅周辺の交差点付近には献花台が設置されていた。献花に訪れた奈良県議会議員の荻田義雄氏(75)も安倍元首相の写真に手を合わせていた。
安倍元首相が銃撃された際、演説する安倍元首相の後方すぐの位置に立っていたという荻田氏は「(私は)ちょうど3メーター半くらいしかあいてない所にいた。安倍元総理が下向いて挨拶しておいでで、1発目が『ブウン』という低音で大きな音が鳴った。それが安倍さんの1メーターくらい西へ飛んでいった。安倍さんが『なんかおかしいな』と思いながら後ろを向いた瞬間に2発目が入った」と当時の様子を語ってくれた。荻田氏はさらに手で胸を指し「ここに一発入りました。これが致命傷」と説明した。
ふいに空を仰いだ荻田氏は「そんな事で、辛くて辛くて。未だに心の傷癒えずで、頭の毛が抜けたんですけど…」と今の心情を語った。
当時、自民党奈良県連で幹事長を務めていた荻田氏は「(安倍氏が)大衆の中に入って、ひとりひとり握手しながら、期待に応えられていた姿は今も目から離れません。去年6月28日、(近鉄大和西大寺駅)南口に安倍さんに来て頂いて、7月8日には来ていただかなくても大丈夫な選挙だった事は確かでした」と当時の選挙状況を教えてくれた。続けて「安倍さんの人のよさで『京都に行くなら、奈良にも行ってあげよう』そんな事だったと思います」と目頭を押さえ、回想していた。











