ロシア格闘技界の〝帝王〟エメリヤーエンコ・ヒョードル氏が会長を務めるロシア総合格闘技(MMA)連合が、ロシア・スポーツ省から3か月間の資格停止処分を受けた。

 同国メディア「チャンピオナット」などによると、処分は6月上旬に発生した悲劇を受けてのもの。アムール州ベロゴルスクで行われたMMA大会で、16歳の少年が頭部に強烈なキックを受け、床に倒れた。レフェリーが試合を止め、病院に運ばれたが帰らぬ人となった。

 この際、義務付けられていたヘッドギアを着用していなかったため、地元警察が捜査。ルールを無視したレフェリーも務めた地域組織の会長が処分されていた。

 処分と時を同じくして、ロシアMMA連合は、大会参加に必要なメディカル・コントロールの要件厳格化を発表した。今後、過去に大会でKOされた選手は、大会参加のためにMRIとCTスキャン結果の最新のデータを提示しなければならないという。

 同メディアは「エメリヤーエンコ・ヒョードルの団体は、このような悲劇が再び起こらないよう、すでに積極的に取り組んでいると言える」とヒョードル会長の動きを評価している。