フォークシンガーの松山千春(67)が28日、北海道札幌市の金本ホールで春の全国ツアーのファイナル公演を行った。

 全国23都市24公演を行った松山。コロナ禍で規制されていた声出しが解禁となって初の凱旋公演となった。会場内の各所からは待ってましたとばかりに「千春コール」が響き渡った。

「愛が全て」で幕を開けたステージは二部構成で行われた。1部は千春の真骨頂である恋愛の曲を中心に構成し、2部では「フォークシンガーとしての松山千春を前面に出した」構成で展開され、「長い夜」「大空と大地の中で」など全19曲を歌い上げた。

 北海道出身の松山は札幌での誘致を訴えている「冬季五輪」について、「秋元(克広)札幌市長はその気になっているみたいだけど、俺はもう十分だと思っている。冬季五輪はいらない。どうしてもやりたいなら夏季大会だな、札幌でやるなら夏の大会だろ」と言って会場を沸かせた。

 さらにロシアのウクライナ侵攻に対しては「これは真面目な話」と前置きし、先日の「G7広島サミット」に対して「せっかく広島に主要国の首脳が集まって、さらにウクライナからはゼレンスキー大統領まで来たのに、話し合われたのは武器を提供する話ばかりだった。岸田(文雄)総理は、議長国として何でG7として停戦の呼びかけをしなかったのか。俺はウクライナの人たちやロシアの人たちの血を流す戦争は見たくない」と訴えた。その上で「与党も野党も成功だったと拍手喝采だったが、俺は大失敗だったと思っている。せっかく広島で開いた意味がなかった」と持論を展開していた。