【コンビニぺこ活!】シェフ、講師、そして検証者として活躍するフード業界の重鎮・X氏にコンビニグルメをジャッジしてもらっているが、今回からはその評価をさらに詳しく掲載。注目したのは冷やし麺だ。X氏いわく「冷やしラーメンと比べて酸味が強いのが冷やし中華の特徴。ただ、近年はフード界で酸味離れが加速している。コンビニの冷やし中華も、スーパーの商品にあるような“昔ながら”ではないかも」。果たして結果は…。(評価は上からS→A→B→Cの順。商品は店舗や地域によって取り扱っていない場合もあります)

 セブン-イレブン「9種具材の冷し中華」(626円)

セブン-イレブン「9種具材の冷し中華」
セブン-イレブン「9種具材の冷し中華」

 トレンドに沿って酸味も塩味も薄め。甘さもほどほどで、鶏のだしも入っているので冷やしラーメンに近づいている気がする。

 さすがは定番!という具材のレベルとバランスで、特にエビとチャーシューが素晴らしい。保水エビではなく茹でエビなのが価値が高く、チャーシューも大きい。

 何年か前は麺が妙に短くて「すする」のが難しかったが今回の麺は長さもあって違和感なく食べられる。値段的にはやや高めだが完成度が高い一品だ。(評価S)

ファミリーマート「爽やかな酸味のスープ 冷し中華」(598円)

ファミリーマート「爽やかな酸味のスープ 冷し中華」
ファミリーマート「爽やかな酸味のスープ 冷し中華」

 甘味のある昔ながらの雰囲気を残しつつ、酸味穏やかでトレンドも押さえた“マイルド冷やし中華”。標準的な商品で、安心して手に取ることができるはず。

 麺はツルツル中細麺で汁の吸い上げがよく味の乗りがいい。チャーシューが大きくてボリューミー。(評価A)

セブン-イレブン「鶏だしスープの冷し塩ラーメン 国産米粉使用」(507円)

セブン-イレブン「鶏だしスープの冷し塩ラーメン 国産米粉使用」
セブン-イレブン「鶏だしスープの冷し塩ラーメン 国産米粉使用」

 スープは鶏だし。塩味でさっぱり。酸味はないので冷やし中華ではなく、やはり冷やしラーメンという名前がピッタリだ。液体に濃度はなく、やや淡泊な印象。冷たくして食べると若干物足りない感じもあるから、自分でお酢やラー油を足してもいいかもしれない。

 そういう意味ではもう少しゆずジュレの香りが効いても良かったと思う。個人的な好みでゆず七味かラー油、胡麻油あたりを足してパンチを効かせて食べたい。(評価B)

ローソン「うるもち!まろやか豆乳の冷し担々麺」(599円)

ローソン「うるもち!まろやか豆乳の冷し担々麺」
ローソン「うるもち!まろやか豆乳の冷し担々麺」

 鶏そぼろは柔らかでピリッ。胡麻入り豆板醤は辛すぎず、絶妙。一方でスープは香ばしい鶏のだしと豆乳のマイルドな味。塩味ははっきりついている。

 麺は平打ちストレートで白っぽく、食感はうどん的で中華麺的な風味ではない。
 トマトが大きめにカットされて入っていて豪華に見えるが、味のマッチング的にはあまり必要性を感じなかった。トマト自体はおいしかったが…。(評価B)

ローソン「8種具材の冷し中華」(559円)

ローソン「8種具材の冷し中華」
ローソン「8種具材の冷し中華」

 ゆで卵や味付けクラゲの入った豪華な冷やし中華。クラゲの味付けが美味で、何なら、麺にまぜずにこれだけ食べてもいいくらい(苦笑)。

 麺はストレートで長く、少しもっちりしていて食べ応えあり。細さがスープの吸い上げをよくしている。こちらのスープもやはり酸味は抑えられている。ただ、辛うじてラーメンではなく冷やし中華ではあるので、裏切られることはない。なお、ねり辛子は刺激が強いので要注意。(評価A)

ファミリーマート「麺屋こころ監修 冷し台湾風まぜそば」(598円)

ファミリーマート「麺屋こころ監修 冷し台湾風まぜそば」
ファミリーマート「麺屋こころ監修 冷し台湾風まぜそば」

 辛味がかなりあり、魚粉のパンチと辛さのダブルパンチで刺激的。辛さで暑さを吹き飛ばせ!といった印象だ。

 刻みニンニクなど、パンチのある具材も多いのでしっかりまぜないと味が偏るので要注意。卵黄はついていないが、自前で足すと本物感が増す。追い飯をやるほどタレが残らないかもしれないが、白米150グラム程度なら十分イケるはずなのでオススメだ。

 麺は太め。ちょっとゴワッとするものの食べ進むと違和感は消える。(評価A)