元AKB48の松井咲子(32)がデビュー15周年を記念したライブ「デビュー15周年 松井咲子が新曲33曲やるライブ」(7月1日、東京・MZES東京)を開催する。今回は、自身が作曲した楽曲のみで行う初のライブだ。日々本格的な作曲にも取り組んでおり、今後は「AKBの歌を作ってみたい」という。そんな松井に話を聞いた。
松井は「これまではイベントなどでAKBの曲や有名な曲のカバーをピアノで弾くことが多かったのですが、新しいこともやってみたいなと思って自作の曲だけでのライブを企画しました」と話す。
ピアノを始めたのは4歳のころ。母親がピアノの先生をしていたため「ピアノをやるのは自然の流れだった」。その後、東京音楽大学に進学したが、2008年に母親が応募したAKB48のオーディションに合格して、デビューする。
グループ在籍中も周囲からは「ピアノができる」と思われていたが、やがて大きな転機がやってくる。それが10年に行われた東京・代々木第一体育館での「AKB48コンサート『サプライズはありません』」だ。
「私がピアノでショパンの『革命』を弾いて始まるコンサートだったんです。あれだけの大人数の前でピアノを弾いたのも初めてでしたが、あの瞬間にピアノが趣味から仕事という意識に変わったんです」
この演出を考えたのが秋元康氏だった。
「あの経験から『芸能界特技王決定戦 TEPPEN』(フジテレビ系)に出たり、ピアノを番組で弾くようになりました。あのコンサートがなければ今の私はいないです。秋元さんに足を向けて寝られません」
ピアノが「仕事」になったことで12年にはピアノのインストルメンタルアルバム「呼吸するピアノ」をリリースし、ソロデビューを果たした。
「このアルバムから11年もたっているのでファンの方から、次のアルバムはいつ出すのと言われている。そんなファンの声も今回の自作曲だけでライブをやろうと思う後押しになりました」
東京音楽大学は休学・中退してしまったが、15年のAKB卒業前に桐朋学園芸術短期大学に入学。2年後に卒業するまで、そこで本格的に作曲の勉強をしたという。現在はライブに向けて作曲活動と練習に余念がない。「日頃からいいなあと思って浮かんできたワンフレーズとかを書き留めています。それに肉付けする形で曲を作っている最中です。2か月ほど前にこのライブをやろうと決断しましたが、それから毎日曲作りをしています」
ライブではピアノ演奏がメインとなるが「今弾き語りに挑戦しようかとも考えていて、当日お披露目できるかもしれません」。
今まではピアノ演奏もアニメソングや他の人の人気の楽曲を弾くことが多かったというが「今回をきっかけにオリジナル作品を出していきたい」と意欲は十分。さらには「AKBや卒業してソロで活躍しているメンバーに楽曲提供するのが夢ですし、新たな目標です。AKBをやっていたこともあるので、ファンが盛り上がれる曲がどういうものなのかはわかるし、作ってみたいですね」。15周年をきっかけに新たなスタートの始まりを予感させる。
☆まつい・さきこ 1990年12月10日生まれ、埼玉県出身。2008年からAKB48に在籍。15年8月にグループを卒業。桐朋学園芸術短期大学ピアノ科卒業。テレビ埼玉「マチコミ/おとな散歩」「魅力まるごと いまドキッ!埼玉」にレギュラー出演、マシェバラ「マヨバカ学園」でレギュラーMCを務める。













