向日町競輪GⅢ「第7回施設整備等協賛競輪 京都向日町カップ」は8日、開幕した。希代のスピードスター・柴崎淳(36=三重)はケガに苦しまされているが、初日は目の覚めるようなまくりで快勝した。

「おっ! 進んでる」――。

 一次予選6Rは2角6番手から一気にまくって前団をひとのみ。会心の1着スタートを飾ったが、それ以上に最近にはなかった自転車の進み具合が一番の収穫だった。

 上がりも11秒1と秀逸で「踏み込んだ感触は今年になって初めてぐらいの感じで良かった」。職業病ともいえる腰痛に悩まされ前回の別府FⅠを欠場。まだ強度を上げて練習ができない中で迎えた今開催だったが望外のデキに、レース後は思わず笑みがこぼれた。

 本来であれば直後に開催されるGⅠ高松宮記念杯に出場していなければならない存在。「一番良い時なら踏み込んだ瞬間に1車半は出ているんですけどね(笑い)。」と本人も絶好調時と比べてまだ足りない自覚はあり、さらに上昇の余地を探る。

 当地は2012年に記念決勝に乗っており相性も決して悪くない。「忘れもしない3等賞。藤木裕さん、村上兄弟(義弘氏=引退、博幸)相手に中団を取って直線勝負しました」と昨日のことのように思い出す。

 今回はGⅠ組が不在で今の柴崎でもチャンスは十分。「腰の状態は日替わりだけど、初日のような感触をキープできれば」完全復活も見えてくる。