高知県土佐市で移住者が始めたカフェを巡って起きた騒動で、6日までに土佐市長の板原啓文氏が同市公式サイトでコメントを発表した。

 先月10日にカフェ店長がツイッターで「地域おこし協力隊として東京から高知に移住したのに、地元の有力者に従わなかったら出ていけと言われました。市役所も言う通りにしろと言います」とトラブルを告発していた。
 
 カフェオーナーは地域おこし協力隊として土佐市に移住してカフェを運営していたが、カフェの入る建物の指定管理者であるNPO法人の理事長から一方的な退去通告を受けたというのだ。告発ツイートの反響はすさまじく土佐市役所には抗議の電話が殺到していた。

 板原氏は「大変申し訳なく思っております」と騒動を謝罪。その上でカフェの入る「新居地区観光交流施設 南風(まぜ)」が、「新居地区の振興による土佐市全体の活性化を図ることを目的として、国の社会資本整備総合交付金を活用して整備したもの」と施設の性格を説明した。

土佐市役所(Googleストリートビュー)
土佐市役所(Googleストリートビュー)

 同施設2階の運営についてはNPO法人とカフェの「相互間の理解の上」で始まったというが、「年数が経過するにつれ、当該NPO法人と飲食店双方におきましてお互いが目指す方向が少しずつずれて」いったという。

「その都度、飲食店からの相談やNPO法人への指導等を行ってきたところでありますが、解決に至らず、今回のSNSによる拡散に繋がったものと考えております。市の施設でこのような事態が発生したことは、市にも責任の一端があると痛感しております」
 
 すでにNPO法人もカフェも弁護士を立てている状況。板原氏は「問題の早期解決に向け、3者協議の場を設けるように、NPO法人及び飲食店と協議中でありますが、(中略)3者協議までには時間を要している状況であります」と3者で集まって話し合いを持つ意向を表明した。