ウクライナの女性インフルエンサーが援助物資を呼び掛けることで、ロシアにミサイル攻撃すべき場所を漏えいしてしまった可能性があるという。英紙デイリー・メールが30日、報じた。

 インスタグラムのフォロワー数60万人以上を誇るアンナ・アルヒモワは5月25日、ウクライナ東部のドニプロペトロウシク州ドニプロ市の野戦病院への援助を求める訴えを投稿した。ドニプロ市の第6病院と第9病院で、多数の負傷した軍人が治療を受けているとして、フォロワーたちに対し、「衣服や食料を収集場所に持っていくことで国の防衛隊を助けましょう」と呼び掛けた。数時間後、病院はミサイル攻撃を受け、4人が死亡、30人が負傷したという。

 病院への攻撃に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は「人道に対する犯罪だ」と非難。アルヒモワの書き込みとロシア軍の攻撃の関連は不明だが、地元メディアは「ロシア軍が診療所を標的にすることを可能にする情報を明らかにした」と伝えている。アルヒモワは投稿を削除した。

 その後、アルヒモワは「私の投稿は、ドニプロの住人の半数が知っていたことです。そして、私は戦争に関する情報を提供しているインフルエンサーであり、その力を使って、戦争の最初の日からボランティアとしてウクライナを支援してきました」と書き込んだ。

 ウクライナは2022年2月から戒厳令下にあり、当局はインフルエンサーやメディアに対し、ロシアが利用する可能性のある情報をオンラインに投稿しないよう繰り返し警告している。