完全復活だ。大相撲夏場所14日目(27日、東京・両国国技館)、単独トップの照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)が1差で追う関脇霧馬山(27=陸奥)を寄り切って13勝目(1敗)。6場所ぶり8度目の優勝を決めた。
昨年10月に両ヒザの手術を受け、3場所連続で全休。1年ぶりの優勝で復活を果たした横綱は「素直にうれしいです。やることを精一杯やってきて良かった。いろんな思いがあって、もう一回頑張るという気持ちで臨んだ場所。手術してから一日一日を無駄に過ごしたくない思いでやってました。気が抜ける時もあったけど、切り替えて頑張ってきた」と苦難の道のりを振り返った。
霧馬山に立ち合いで押し込まれても落ち着いて対応。左右の上手を引きつけながら前に出ると、最後は力強く寄り切った。「力がついたなと。この何場所か見ていても、いい相撲を取り続けていたので。前にも言ったけど、勢いのある若い力士たちとやりたい気持ちは変わらない。その中で一番成長して、力をつけてきたのが霧馬山」。自ら休場中に頭角を現した相手に力の差を見せつけた。
その照ノ富士には、まだ横綱としての務めが残されている。「とりあえず、あと1日ありますので。頑張っていい千秋楽を迎えられたら」。千秋楽の結びも、強さを見せて締めくくる。











