賜杯が目前に迫った。大相撲夏場所12日目(25日、東京・両国国技館)、6場所ぶり8度目の優勝を目指す横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)が関脇若元春(29=荒汐)を寄り倒して1敗をキープ。星で並んでいた幕内朝乃山(29=高砂)が敗れたため、単独トップとなった。若元春に左四つで寄られたが、土俵際の下手投げから逆転勝ち。勢いあまって土俵下に落ちた後、ヒザを気にするしぐさを見せた。

 取組後はヒザの状態について「大丈夫です」と問題がないことを強調。単独首位に立った優勝争いについては「まずは15日間、無事に終わることしか考えていない。無事に終わるということは、最後まで優勝に絡まないといけないということ。あと3日間、できることを精いっぱいやって頑張っていきたい」と気持ちを引き締めた。

 13日目(26日)は2敗の幕内朝乃山(29=高砂)と結びで対戦することが決まった。過去の対戦成績は照ノ富士の5勝0敗。元大関との対戦にも「誰でもやることは一緒」と不動心で臨む構えだ。