賜杯奪回へ。大相撲夏場所11日目(24日、東京・両国国技館)、横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)が関脇豊昇龍(24=立浪)を退けて10勝目(1敗)。両かいなでがっちり抱えて相手の動きを封じると、何もさせずにきめ出した。

 優勝争いのトップを守った取組後は3日ぶりに取材対応。5場所ぶりの2桁白星となる10勝目には「動きは良かったんじゃないですか。その日の相撲に集中してやっているだけ。あと4日もありますし、できることをやっていきたい」と淡々とした口ぶり。一方で、優勝への意欲を問われると「もちろん。そういう気持ちがなかったら、横綱として出る意味がないんでね」ときっぱりだ。

 夏場所前には次世代の力士へ「背中で語りたい」と語っていた横綱は「できることを精いっぱいやって、何かしら伝えられたら。それを感じてもらって、分からない人は分からなくていい」と貫禄を漂わせた。