暗雲か? 元K―1の世界3階級制覇王者・武尊(31)が格闘技イベント「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ)で復帰戦を行う。試合が近づく中、対戦相手の「ブリティッシュ・ブルドッグ」ことベイリー・サグデン(25=英国)の危険な素顔が発覚。武尊は無事に再スタートを切れるのか。

 昨年6月19日の「THE MATCH」(東京ドーム)で行われた〝神童〟那須川天心との頂上決戦後、1年ぶりとなる復帰戦で、サグデンとISKA・K―1ルール世界ライト級王座をかけて戦う。その大舞台を約1か月後に控えた17日、武尊は出場が新たに決まった白鳥大珠、大雅と並んで会見し「対戦相手との勝負ですけど、同時に世界に日本人の強さをアピールする戦いでもあるので、その戦いにも3人で勝ちたいです」と闘志をみなぎらせた。

 そんな中、対戦相手のサグデンの行動が関係者を震撼させていた。実はこの会見が行われたほぼ同時期、試合をPPV配信するABEMAの撮影班がプロモーション映像撮影のために英国入り。サグデンの練習を撮影していたのだが、そこで〝事件〟が起きた。現地でISKA欧州王者とのスパーリングを行ったが「撮影だから」と気を使う様子は一切なし。相手をボッコボコにした揚げ句、最後は強烈なボディーを打ち込み、嘔吐させたのだという。

 英国まで行ったのだが、吐いている映像を簡単には使えない。関係者は「そのあたり、一切空気を読む感じの選手ではないようです。試合も武尊復帰戦だから…って手探りで来る感じでもないのでは」。ゴングとともに襲いかかられ一方的に…という悪夢がよぎってしまう。別の関係者によれば、この試合の後に武尊とシンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」との独占契約が決まっていることが気に食わないようで、イライラを募らせているという。

 欧州では適性階級のライト級で相手がおらず、1階級上のスーパーライト級を主戦場に同級のISKA王座も獲得しているサグデン。順風満帆に思われた武尊の再出発だが、予想以上の厳しい船出になるのかもしれない。