一人横綱が貫禄を示した。大相撲夏場所4日目(17日、東京・両国国技館)、3場所連続の全休から復帰した横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)が幕内翔猿(31=追手風)を退けて無傷の4連勝。もろ差しを許したが、構わず両腕で抱え込んで力強くきめ出した。取組後は「動きのいい人なので、動きを止めることを意識した。落ち着いてやれている」と納得の表情だ。

 今場所からほぼ通常開催となり、報道陣への対応もコロナ禍でのリモート取材から対面取材へと戻った。横綱は「取材だけじゃなく(観客から)声援ももらえるし(優勝力士の)パレードとか、バンザイとか。いろんな面で普通通りに戻ってきているのは、いいこと」と歓迎。「いくらいいライブでも、1人で見たら盛り上がらない。周りも騒ぐことで、気持ちも変わってきますから。いいんじゃないですか」と音楽ライブに例えて、通常開催のプラス面を指摘した。

 その一方で「気持ちの張りも違うか」との問い掛けには「オレはずっと一緒。ずっと張っています」ときっぱり。これまで通り「不動心」を貫いているようだ。