【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#516】4月21日、フランスからUMA研究家のヴィルジール氏が来日した。

 同氏は自身もビッグフットのような獣人を目撃したことがあり、それ以来、世界各地に伝わる獣人「ビッグフット」や「ドッグマン」などについて調査を行っている。今回の来日では日本でも有名な獣人型UMA、広島の「ヒバゴン」などの調査や、山口敏太郎が紹介した「伊香保温泉獣人」の調査を群馬県で行っていた。

 そんなヴィルジール氏がビッグフットに興味を持つきっかけとなったのは2001年のことだったという。

「当時、私は友人と共に夜道を車で走っていました。すると、ヘッドライトが路肩にいる奇妙な生物の姿を照らし出したんです」

 その生物は非常に大きく、全身が黒い毛に覆われていた。顔は犬のようだったため、UMAとしてはビッグフットよりはドッグマンと言った方がいいかもしれない。この生物は道のかたわらにしゃがみ込んでいたにも関わらず、彼の運転していた車よりも高さがあったという。

「だから、立ち上がったら相当な大きさがあったはずです。2メートル、いや3メートルに届いたかもしれない」

 そのドッグマンは道ばたで何をしていたのか。すれ違う際にヴィルジール氏が目撃したのは、しゃがみ込んで小動物らしきものにかぶりついているドッグマンの恐ろしい姿だった。

「その生物は、片ヒザをついて何かを食べていました。ヒザで小動物を押さえつけ、両手でその肉を食べていたようです」

 ヴィルジール氏の車がその生物のそばを通り過ぎる際、目が合ったという。

「ライトが当たった生物の目は、黄色くらんらんと光り輝いていました」

 非常に恐ろしい思いをしたそうだが、周囲の人にこの体験を話しても、信じる人はいなかった。フランスではUMAや幽霊の話を信じる人はそもそも少数派だそうで、証拠もない話に耳を傾ける人は少なかったようだ。

「ですが、調べていくとこのような体験をしたのは私だけではないと知りました。だからこそ、しっかりと証拠を集めて研究することで、多くの人に奇妙な生物が今もフランスの山の中に住んでいることを知ってもらえると思ったのです」

 実体験と実地調査を重んじるヴィルジール氏のUMAに対する姿勢はどこまでも真摯なものだ。
彼のUMA研究の今後に期待していくと共に、今後も氏と国際的な交流を行っていければと思っている。