福岡の地で大暴れする。日本水泳連盟は10日、世界選手権(7月、福岡)に臨む競泳の日本代表選手を発表。池江璃花子(22=横浜ゴム)がバタフライと自由形で選出された。

〝水の申し子〟が躍進を誓った。選考会を兼ねて実施された日本選手権では4冠を達成。白血病から復帰後、個人種目で初の日本代表入りを決めた池江は「すごく楽しみな気持ち。感動を与えられるような、そういう結果を出していけたら。競泳、飛び込み、水球、AS(アーティスティックスイミング)、全てのチームも含めて、ウルトラ熱い夏にしたい」と笑顔を見せた。

 昨年は世界選手権の出場を逃して涙を流したが、あの時の自分とは違う。細かった体に筋肉がつき、病気前の体重まであと4キロ。体への負担が心配される高地合宿についても「もう問題ないと思う」と言い切った。

 全ては強さを取り戻すため――。世界選手権に向けては、ヨーロッパグランプリで海外の選手と対戦して試合間を養っていくプランを計画中だ。「今はメダルを取れるような位置になくても、海外の選手たちが『強い池江が戻ってきた』と証明できるような試合にしたい」と力強く語った。

 池江は個人種目だけでなく、リレー種目の出場も濃厚。ハードスケジュールが予想されるものの、覚悟はできている。「自分も引っ張る立場になってくる。リレーのメンバーも含めて、チーム全体を引っ張るというか、勢いづけられるレースをしたい」

 6年ぶりとなる大舞台で、ライバルたちをあっと驚かせてみせる。