8日のWBA世界バンタム級王座決定戦(東京・有明アリーナ)を制し、王座奪取に成功した井上拓真(27=大橋)が9日に一夜明け会見を行い、改めて兄・尚弥に続く4団体制覇達成に闘志をみなぎらせた。
 
 同級3位の元WBA世界スーパーフライ級王者リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)とのタイトル戦はまさに死闘だった。5ラウンド(R)にソリスのヒジを直撃され左眉の上をカットするアクシデントに見舞われた。それでも冷静に的確なパンチを当て、巧みなステップで出血箇所への被弾を避け続けて判定3―0で勝利した。

 一夜明けた9日、負傷個所を7針縫ったと明かした拓真は「一番にはホッとしています。兄が手放したベルトの1つ目を取ることができて、まずはスタートラインに立つことができた」と安どの表情。それでも「まだまだやりたいボクシングはできていない。まだまだ伸びしろがあると思うのでこれから練習していきたいです」と力を込めた。その課題を「攻撃力」とすると「このスタイルからより攻撃を出せるようにしたい」と意気込んだ。

 今後に向け「4団体のベルトを集めるのが一番の目標です」と断言。兄に続く快挙達成を目指し、戦い続ける。