本年度の米アカデミー賞で主演男優賞を初受賞したブレンダン・フレイザー(54)が、受賞作「ザ・ホエール」(7日公開)を引っさげ来日。6日、都内で記者会見を開いた。
ボーイフレンドを亡くし、過食状態になってしまった体重272キロの40代男・チャーリーが、長年疎遠だった既婚時代の娘との絆を取り戻そうとする〝最期の5日間〟を描いた話。フレイザーを巨漢に変貌させた同作は、アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞も受賞した。
チャーリーの体形をイジるような質問は事前にNGとされるなど、同作はセンシティブな要素も含む。フレイザーは「肥満症の方に対するバイアスを終わらせるのがミッション」という支援団体と連携し、映画を製作したことを明かし、こう話した。
「こういう作品を作るということ自体、大胆でリスクがあるということも、私たちは重々承知していました。でも、それこそがアートだし、映画だと思うんですね。僕は実際の人生の中では、あんまりリスキーなことはしないんですけど、こういう映画を作るときは、このような形でリスクを取るべきだと考えています」
ただ、チャーリーのチャーミングさを記者が指摘すると、フレイザーは「最初に脚本を呼んだとき〝あ、この人知ってる〟と思った」と、その身近で気さくな人柄について語った。フレイザー自身も、記者の質問に1つひとつ丁寧に、長々と答えるなど、実直で温厚な人柄を垣間見せた。
ちなみに来日は15年ぶりで「ホントにうれしく思っています。昨日少し時間があったので、街を見たりしていたんですけど、しゃぶしゃぶを食べました」と明かした。













