逆転Vへ虎視眈々だ。大相撲春場所9日目(20日、大阪府立体育会館)、小結大栄翔(29=追手風)が幕内玉鷲(38=片男波)を一方的に突き倒して8勝目(1敗)。勝ち越しを決め、優勝争いの先頭と1差を守った。取組後は「まずは勝ち越して良かった。どんな形でも、前に攻めているのがいい。精神的にも落ち着いてやれている」と納得の表情を浮かべた。

 一昨年1月の初場所では13勝2敗で初優勝。今場所は横綱大関不在とあって、このまま星を伸ばしていけば2度目の優勝の可能性も十分に狙える。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「前回優勝した時よりも落ち着いている。1回の経験というのは(精神的にも)全然違う」と指摘した。

 大栄翔は「一日一番。一日一日の相撲で全力を出し切る」と気持ちを引き締めた。