〝土俵際〟で踏みとどまった。大相撲春場所5日目(16日、大阪府立体育会館)、綱取りに挑む大関貴景勝(26=常盤山)が幕内竜電(32=高田川)を退けて3勝目(2敗)を挙げた。この日も3日目に痛めた左ヒザにテーピング。立ち合いから鋭く踏み込んで押し込むと、休まず前に出て一気に押し出した。取組後はオンライン取材には応じず、沈黙を貫いた。

 土俵下で審判長を務めた浅香山親方(元大関魁皇)は「今日はしっかり当たって前に攻めていた。いい相撲だったのでは。見ていても、元に戻った感じがした」と指摘。今場所の綱取りの条件となる優勝を果たすためには星を落とせない状況が続くが「いい相撲を続けていければ、結果もついてくる。本人は一日一番、しっかり相撲を取るだけだと思う」と奮闘を願った。