苦境に立たされた。大相撲春場所4日目(15日、大阪府立体育会館)、綱取りに挑む大関貴景勝(26=常盤山)が幕内阿炎(28=錣山)のはたき込みに屈して痛恨の2敗目を喫した。
3日目の取組で左ヒザ付近を負傷。この日はヒザ周辺の広範囲にテーピングを施して土俵に上がった。立ち合いは左足から踏み込んだが、阿炎のいなしに泳がされると、踏ん張ることができずに力なく土俵を割った。花道を引き揚げる際には、ヒザをかばうようなしぐさ。その後は報道陣の取材に応じることなく、会場を後にした。
綱取りの条件となる「優勝」を目指す上では、痛すぎる黒星。1場所15日制以降では横綱昇進直前の場所で4日目までに2敗した例はなく、極めて苦しい状況に追い込まれた。
審判長を務めた佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)は「ちょっとかばっているような感じだった。阿炎のいなしについていけなかった。本来の貴景勝の足腰なら残せている」と指摘。「〝まだ2敗〟だと思って、気持ちを切らさずに頑張ってほしい。ケガだけが心配。いつもの貴景勝らしい相撲を取ってほしい」と奮起を願っていた。











