コロナ禍、「最も」と言っていいほど悪役にされた酒。そんな中、まことしやかに噂されたのが「酒を飲むと免疫力が下がってコロナに感染しやすくなる」というもの。

 いや、そんなことはない。自粛期間中、私はアルコール依存症になりかけたくらい酒を飲んでいたが、コロナはおろか風邪すらひかなかった。だが医師によると、「酒は人の免疫システムに直接的な悪影響を及ぼす」という。それだけでなく、酒の飲み過ぎや食べ過ぎによって誘発される糖尿病や動脈硬化が二次的に免疫を低下させてしまう。

 その原因は血流にある。糖尿病、動脈硬化ともに血管にダメージを与える疾患。血管がダメージを受けると、免疫細胞がカラダの必要な場所へ届かなくなり、結果として免疫力が下がってしまうのだ。

 ではどういう飲み方をすれば、生活習慣病を予防することができるのだろう? 極論を言えば酒量を減らすのが一番だが、同じぐらい気を付けたいのがおつまみの選び方である。

 近年、糖質制限によるダイエットが盛んなことから、糖質ばかりに注目がいっているが、忘れてはならないのが脂質である。タンパク質、炭水化物、脂質の3大栄養素のうち、1グラム中一番カロリーが高いのは脂質。タンパク質・炭水化物ともに1グラム4キロカロリーなのに対し、脂質は倍以上の9キロカロリーもある。

 糖質を減らしても、脂質たっぷりの豚バラ肉や鳥皮を食べていたらすぐにカロリーオーバーになってしまう。肉や魚を食べるなら、いずれも脂質の少ない部位を選ぶこと。例えばささみやマグロの赤身などが挙がる。
 あくまで私の場合だが、糖質より脂質を減らしたことが体重8キロ減につながった。家族全員、そして目の前で飲んでいた友人がコロナに感染しても陰性だったのは生活習慣病と無縁で、免疫力が高いからだと自己判断している。常の日は粗食&適量、外食の時は好きなものを食べて飲むといったメリハリをつけた飲み方で体重コントロールをしつつ、免疫力をキープしよう。