東京映画記者会(東京スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が選考する「第65回ブルーリボン賞」各賞が決定し、倍賞千恵子(81)が「PLAN75」で主演女優賞を受賞した。
81歳での受賞は、ブルーリボン賞の主演・助演各男女、新人賞を通じて最高齢記録。2001年度の第44回に助演女優賞を獲得した奈良岡朋子の72歳を大幅に塗り替えた。倍賞個人としては1975年度の第18回での助演女優賞以来、47年ぶり。当時34歳だった。
倍賞は「ビックリしました。私って、もうそんなにいってんだって」と苦笑いした。
「プラン75」は安楽死という重いテーマを扱った作品だが、昨年10月には、妹で女優の倍賞美津子の元夫で一時、親戚だった〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さんが亡くなった。
「よく一緒にご飯とか食べたりしていました。その孫たちは去年、遊びに来て一緒にご飯を食べたりしました。孫たちも猪木さんに似ている子がいたり、みんなかわいい子。かわいいって言ったって、ものすごい大きいの」
女優としては映画「男はつらいよ」での寅さんの妹さくら役の印象が強いが、一時はそのイメージが付きすぎることがイヤだった。
「でも、渥美清さんに『ぜいたく言うんじゃない。役者が街歩いてて、役名で呼びかけられるってことはホメ言葉なんだから』って言われて」
渥美さんが存命だったら、今回の受賞をどう思ったか? 「そうねえ。生きていたら『良かったな』って、何か買ってくれると思う。そういう人。『大変だったろう』って言って絶対、何か買ってくれる」。ちなみに今、欲しいものは「足が痛くならないブーツ」だという。
さくらの夫役である俳優の前田吟は昨年6月、歌手の箱崎幸子と再婚した。
「こないだ電話したら『千恵ちゃん、オレさあ、結婚したんだよ!』って。それから『歌手デビューするから』って。ご夫婦でね。ただ、『もちろんオレ、自分でカネ出したんだよ』って言ってました」
今後は「大上段に構えるつもりはないけど、『ここまでやったらやめよう』っていうのはない。自分の体が許す限り、あと何か自分から沸いてくる、心打たれるものに出合って、自分ができる限りはやっていこうかな」と〝生涯女優〟宣言だった。












