北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで、MMAファイターの石井慧(36)が不退転の覚悟で大一番に挑む。

 立ち技格闘技「K―1」の年間最大興行「K’FESTA.6」(3月12日、東京・国立代々木競技場第一体育館)での京太郎戦に向けて石井は22日、都内で練習を公開。シャドーボクシングやミット打ちで汗を流し「緊張もするし、楽しみな気持ちもある。思い入れのある選手なので、勝敗以上のモノを見せたいのはあるが、何がなんでも勝ちたい思いもある。心で戦いたい」と力強く語った。

 長年K―1の世界を引っ張ってきた京太郎と石井は同じ1986年生まれ。尊敬の念を持ちつつ、誰よりも意識してきた存在の1人だった。

「体形が恵まれていない中でも勝ってきた選手。僕の人生として、すごくこの経験は厚みになる」と口にした上で「今はこの試合以降のことは考えていない。やっぱり次のことは考えていないし、この試合に勝てるなら何でもするという気持ちで挑む。勝てるなら早死にしてもいい(笑い)」と決意を述べた。

 決してラクな戦いではないが「自分自身への自信は120%」と気合は十分。有言実行のパフォーマンスで白星をつかむことはできるか。