来日したアルバニア共和国のエディ・ラマ首相らが21日、国会内で開かれた「日本・アルバニア友好議員連盟総会」に出席した。

 外務省のホームページによると、ラマ首相は滞在中(21~25日まで)、岸田文雄首相と会談する予定だ。日本とアルバニアは、法の支配・自由・民主主義という基本的な価値を共有し、昨年には友好100周年を迎え、良好な2国間関係を構築している。

 同議連会長の細田博之衆院議員は「アルバニアは北大西洋条約機構(NATO)加盟国であり、国連の安全保障理事会の非常任理事国を務める大切な同士の国です。従って、岸田総理とも親密な会談が行われると思っておりますが、われわれ議員連盟も、同行してラマ首相の歓迎をします」とあいさつした。

 一方、ラマ首相は「ひとつだけお伝えしたいことがあります」として「私たちの地域はバルカン半島という複雑な地域です。この地域はEU、ロシア、中国の影響下にあります。EUは民主主義のスタンダードを示してくれますし、法の支配というひとつの影響力です。ロシアに対しては異なった〝反EU〟の影響があります。汚職だとかさまざまな問題の影響となっています。そして、中国は昔のような共産圏という野望を抱いて、さまざまな形の投資をしています」と語った。

 アルバニアにとってのEU、ロシア、中国との関係についてラマ首相は「われわれはロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシアと中国の影響下にあり、非常に懸念事項になっています。アルバニアは特別な国で、歴史をさかのぼると、東陣営、西陣営の両方から鎖国していたという特異な国です。ロシア、中国の最悪な影響力がなんなのか、身をもって知っている国です。今現在、アルバニアは、中国とロシアに投資は一切ありません」と説明した。

 こうした中で、ラマ首相は「日本の国会議員が日本から来てくれるだけでも、強いメッセージ性があります。日本という国はアルバニア国民に慕われています。私どもの国は、国によって『どの大国の影響下にあるか』と、相当状況は複雑ですが、そこに日本のプレゼンスが関わって、われわれの地域の国の間の橋を架けていただくことも重要だと思います」と訴えた。