総合格闘技(MMA)で〝氷の皇帝〟と称されたエメリヤーエンコ・ヒョードル(46=ロシア)が引退し、今後についてボクシングへ転向する仰天案が浮上した。
ヒョードルは4日に行われた米格闘技イベント「ベラトール290」(カリフォルニア州イングルウッド)で王者ライアン・ベイダー(39=米国)に1回2分30秒でTKO負けを喫し、現役生活に幕を下ろした。
今後についてヒョードルは海外メディアに「引退後もMMAにかかわっていく。チームがあるからだ」と語っているが、サプライズ転身の可能性も出てきた。
ロシア国営通信社「タス通信」は「ヒョードルは総合格闘技を引退した後、ボクシングの試合を開催することを検討する必要がある。この意見は、絶対的な元世界ボクシングチャンピオンのロイ・ジョーンズ・ジュニアによって提起された」と報じた。
ロイ・ジョーンズ・ジュニア氏は元世界4階級制覇王者で、ミドル級出身でヘビー級まで制する偉業を達成。群雄割拠の中で見せた圧倒的な強さは世界のボクシング界で伝説となっている。
そんなレジェンドが総合格闘技界で頂点を極めたヒョードルの引退に反応。「ヒョードルのキャリアの終わりを祝福する。彼は総合格闘技の真のレジェンドであり、ワールドクラスのアスリートだ」と称賛した上で「彼は今は休む必要があるだろう。その後、ボクシングの試合について考えてみてほしい」と提案。ヒョードルにボクシングへの転向をプッシュした。
ボクシングのヘビー級では高齢で活躍する選手も多く、同氏も引退後の2020年11月に現役復帰してエキシビションマッチで元ヘビー級世界3団体統一王者マイク・タイソン氏と戦って大きな話題を呼んだばかり。そのため同通信社は「ジョーンズは、ヒョードルとボクシングの試合をしたいという彼の願望について繰り返し語っている」と強調し、両者によるビッグマッチ実現の可能性を指摘した。
人類最強の男が今度はボクシング界の制圧に乗り出すのか注目が集まる。












