大相撲初場所を休場した横綱照ノ富士(31=伊勢ヶ浜)が30日、東京・明治神宮で奉納土俵入りを行った。太刀持ちに幕内翠富士、露払いに幕内錦富士を従えて不知火型を披露。「明治神宮で土俵入りができたことは光栄」と口元を引き締めた。

 昨年10月に古傷の両ヒザを手術し、11月の九州場所から2場所連続で全休。患部の状況について「多少痛みはある。人工関節を入れないといけないくらい」と説明し、春場所(3月12日初日、大阪府立体育会館)の出場には「体と相談しながら。その時にならないと分からない」と明言を避けた。

 それでも、現役最多の優勝7回を誇る横綱は「自分は下(序二段)に落ちて無理と言われても挑戦した。今回も無理と言う人はたくさんいると思うけど、無理と言われたことを実現したい。2桁優勝を目指して頑張っていきたい」と土俵復帰へ強い意欲を示した。

 この2場所は自身が不在の中、大関貴景勝(26=常盤山)が優勝同点、3度目の優勝と奮闘。来場所では綱取りに再挑戦する。照ノ富士は「自分が休場している間に、番付通りに力を出していた。やっぱり強いんだなと思った」と一人大関から刺激を受けている様子だった。