歌舞伎俳優の市川團十郎(45)が、相変わらず逆風にさらされている。

 團十郎は昨年10月の襲名を機に、1年にわたって全国を回る襲名披露興行で多忙を極める。

 それでも海老蔵時代から恒例となっていた新橋演舞場での正月公演は、團十郎になっても継続。27日に千秋楽を迎えた初春歌舞伎公演「SANEMORI」では、Snow Manの宮舘涼太と共演。客席には、ジャニーズファンと思われる若い女性ファンが大半を占めるなど、ファン層拡大への挑戦が続いている。

「團十郎は海老蔵時代から〝伝統の継承〟と〝新時代の歌舞伎の創造〟をテーマに自主公演を行ってきた。今回の『SANEMORI』もチケットは全日売り切れ。もちろんジャニーズタレントがいるからではありますが、それを実現させるプロデュース力はさすがです」(梨園関係者)

 もっとも團十郎への風当たりの厳しさは変わらない。昨年11月、12月の「襲名披露公演」のチケットは完売ならず。コロナの影響も大きいが、一部では團十郎の芝居への酷評や過去の多重交際報道、義姉・小林麻耶(現在は國光真耶)とのトラブルの影響が報じられている。また、奔放な言動やSNS発信を快く思っていない役者仲間や関係者も多いほか、意外な原因もあるという。

「歌舞伎を伝えるライターにアンチが少なくないんですよ。海老蔵時代は、取材での横柄な態度で知られてきた。インタビュー取材に遅刻しても謝罪すらしなかったり、受け答えも雑だったり。その上で記事の扱いが小さかったりすると、散々文句を言ったり、今後の取材拒否までチラつかせたことも。ここまで敵が増えたのは、そういう面もある」(同)

 身内からも印象が悪く、伝える側にまで敵を増やしてしまえば、逆風が続くのも仕方がないのかもしれない。

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