【今週の秘蔵フォト】昭和を代表するアイドル、というよりも芸能界を超越した「女神」的存在が山口百恵だった。1973年5月に「としごろ」でデビュー。続く「青い果実」などのヒット曲は、とても中学3年生とは思えない表現力と圧倒的な存在感に満ちていた。
あっという間に歌謡界の大スターとなった山口はその後もヒット曲を量産。映画やドラマでも脚光を浴びた。75年3月23日付本紙には、当時16歳だった山口の貴重なインタビューが掲載されている。ちょうど4月に東宝映画「潮騒」公開を控えている時期だった。
三島由紀夫原作の名作だったが「3回読みました。難しくて。でも台本を読んでいたから分かりましたけど。(作中の恋愛は)いいと思います。清純ですごく一途で。私も女のコだから、女のコをかばっちゃうけど、みんな純情なところは持っていると思います」と笑顔で語った。
当時は日出女子学園高校1年生。多忙なスケジュールにもかかわらず「ほとんど70%出ています。好きなのは国語と地学。地学、ああいうのが好きなんです。変ですか? 嫌いなのは数学。教科書見ただけでじんましんが出ちゃう。(普段の格好は)ジーパンにセーター。普通の女のコと同じですよ」と16歳らしく無邪気に語った。
結局「潮騒」でも共演した三浦友和と80年に結婚、引退して表舞台から遠ざかり「神格化」されるのだが、このインタビューと東スポの野球ユニホームを着て無邪気に笑って写真に写るのは16歳の等身大の山口百恵である。それだけに貴重なインタビューといえる。 (敬称略)













