頼もしい援軍が加わった――。競泳の東京五輪男子代表・瀬戸大也(28)が、美容製品の輸入販売などを手がける「CHARIS&Co.」と所属契約を締結した。2020年秋に自身の不祥事で当時の所属先だったANAと契約解除。2年以上もメインスポンサーが不在だった。なぜこのタイミングでサポートを決断したのか――。取材に応じた同社の担当者が一連の経緯を明かした。
新所属先での初レースとなった北島康介杯初日(20日、東京辰巳国際水泳場)の200メートルバタフライは5位。現在は試行錯誤の段階とあって「高いレベルで泳ぎ続けることがあまりできてなかった。タイムよりは、バタフライはまだ泳ぎが定まってないので、泳ぎをずっと意識しながら泳いでいた」と冷静に振り返った。
2020年秋に不倫問題が発覚。所属先と契約解除となり、その後は「TEAM DAIYA」の所属でプロ選手として活動した。手を差し伸べる企業はあったものの、メインスポンサーがつくことはなかった。
しかし、昨年11月に大きな転機が訪れた。5年ほど前からレース前の脱毛、スキンケアなどの面で「CHARIS&Co.」からサポートを受けていた縁で、瀬戸は同社のゴルフコンペにゲストとして参加。同社の担当者によると、かねて親交のあった藤木誠代表がメインスポンサー契約を検討していた中で、瀬戸との会話を通じて24年パリ五輪への熱い思いを再確認し、締結に至った。
ネット上では、今も瀬戸に対する誹謗中傷が見受けられる。それでも支援を決めたのは、心を入れ替え努力する姿を見てきたからだ。
同社の担当者は「私どもとしてはお人柄と言いますか、弊社の代表がプライベートのお付き合いもさせていただいていた中で、サポートに対して何か変化するというのはなかったですね」と回想。瀬戸は社員たちに対し「苦しい時期でも、サポートしていただいたことがすごく力になりました」と謝意を示し、パリ五輪に向けた決意を語ったという。
瀬戸は、パリ五輪400メートル個人メドレーで世界新記録&金メダルを目標に掲げている。「自分の夢を応援してくださっている。夢をしっかりと達成して、結果で恩返ししていきたい」と感謝の思いを胸に、Vロードを歩んでいく。












