大横綱が〝全勝指令〟だ。大相撲初場所4日目(11日、東京・両国国技館)、元大関の十両朝乃山(28=高砂)が十両対馬洋(29=境川)を危なげなく寄り切って勝ちっ放しの4連勝。取組後は「立ち合いで右が入ったのは良かったけど、若干高い。相手に合わせているので自分から下から下から攻めていきたい」「(1度目で立てず)〝待った〟をするのは、緊張があるということ。自分が悪いので直していきたい」と冷静に振り返った。
6場所出場停止を経て、今場所は1年ぶりに関取に復帰。好成績で優勝すれば、来場所の幕内返り咲きも見えてくる。28日に国技館で引退相撲を控える宮城野親方(元横綱白鵬)も、元大関に期待する一人だ。
かねて朝乃山を横綱候補に挙げている同親方は「彼が注目(力士)であり、このまま全勝優勝してほしいね。全勝優勝で、また3月(春場所)に大暴れしてほしい。そうすると自分がいた地位(大関)が見えてくるだろうし、近づいていくのでは。朝乃山が上位にくる間に(他の)上位陣が踏ん張らないと。(朝乃山が上位に戻ることで)面白くなってくる」と早期の上位復帰を願った。
朝乃山も「宮城野親方が自分の名前を言ってくださるのはうれしいし〝自分も頑張る〟という気持ちになる」と大横綱からのエールに発奮。全勝は自身を含めて2人だけとなった状況には「先のことは何も考えていない。土俵に上がったら一日一番、自分の相撲を取り切ることだけを考えている」と気持ちを引き締めた。まずは無傷で序盤戦を乗り切りたいところだ。











