伊東競輪場で開催されているS級シリーズは28日、最終日を行う。ガールズケイリンの決勝に勝ち上がった成田可菜絵(33=大阪)のムードが急上昇だ。

 初日(26日)は先行態勢に入ったがまくられ4着も、2日目(27日)6Rの予選2ではしぶと過ぎる脚を披露、3着に粘り込んだ。「前のよかった時の感じになってます」。要因は自転車のセッティングを見てもらったことだという。

 共通の知人がいることで、松坂英司(46=神奈川)に相談したのだ。「松坂さんと会うのは初めてで、最初は怖かった…」。こわもての松坂におびえてしまったものの、内面の優しさと自転車に対する造詣の深さが、復活の糸口となった。

 レースでは初手で位置を取れず最後方に下げ、上昇するも外併走…。松坂は「普通ならあのまま浮いて終わってしまう」と感じたが、成田は耐え抜いた。成田は「私だけ距離が長かった(笑い)。すべて松坂さんのおかげです」と価値ある3着に笑みがこぼれた。

 最近2場所は決勝進出を逃しており「心が折れかかっていたからうれしい」と、久しぶりの決勝に意気込む。手ごわいメンバーが揃うが、車券戦術には絡めたい状態だ。