〝正月の風物詩〟となるか。ボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(36)が、本紙のインタビューに応じ、新たな野望を打ち明けた。自身がファウンダーを務める6日の「3150ファイトVol.4」(大阪)ではミニマム級ダブル世界戦を実現。また、今後は舞台を東京に移し、4月16日に代々木第二体育館で「Vol.5」を開催することも決まった。前例なき挑戦を続ける若きプロモーターは、早くも来年1月に向けた構想も練っている。

 ――第4回の興行をもって「シーズン1」が終了。率直な感想は

 亀田ファウンダー(以下亀田) シーズン1はとにかく業界内で「3150ファイト」の認知度を上げること、世界戦ができるということを業界内にアピールするのが目的でした。そこに関しては達成したかなと。100点満点ではないですけど、70点ぐらいですね。

 ――第5回から「シーズン2」に突入する

 亀田 東京進出というのが大きなテーマです。メルパルク(ホール大阪)という小さい場所でスタートしてエディオン(アリーナ大阪)で2回、世界戦もやった。それが次は東京、代々木(第二体育館)やぞ、と。なんか進化していってるじゃないですか。ずっと見てる人たちもストーリーがあるから「3150ファイト」に感情移入する。選手にもストーリーをつくっていかないといけないし、やることは一緒ですよ。

 ――第4回興行ではWBO世界ミニマム級王者・谷口将隆、IBF同級5位・重岡銀次朗のワタナベジム勢がそれぞれ世界戦に臨んだ。ワタナベジムつながりで京口紘人が再起戦に臨む場合は追いかける可能性もあるのか

 亀田 出場していただきたいです。負けた選手を再び起こす。そこはやっていかないと。「3150ファイト」は再興させる舞台であり、最高の舞台。勝った負けたは関係ない。自分は負けた人、復活を目指す人にもスポットライトを当てる。そういう意味では(重岡)銀次朗はさらに光らせることができるのではないかと思っています。

 ――格闘技イベント「RIZIN」が大みそかの風物詩になっているように年始恒例にしようという考えは

 亀田 〝あけましてボクシング〟として1回やったんで、これはやり続けないともったいないですよ。「今日行われる世界戦が全世界(今年1年)で初めてです」と。これが毎年できるんです。こんなにおいしいものはないですよ。

 ――今後は大きな会場でも開催を計画していく

 亀田 さいたまスーパーアリーナとか横浜アリーナ、そういう箱でやります。絶対できるでしょう。例えば銀次朗の統一戦、力石(政法)の世界タイトルマッチ、但馬ミツロの世界ランカー対決。あとは京口選手の3階級挑戦など、そういうラインナップを揃えれば、来年のあけましてボクシングはさいたまスーパーアリーナで全然いけると思いますよ。

 ――ところで、ファウンダーご自身のリング復帰は

 亀田 もう無理。ちょこちょこ言われるけどさすがに…。もう36歳ですよ。

 ――元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとのエキシビションマッチが実現すれば盛り上がりそうですが

 亀田 あれはバケモン。ただ、階級も違うし比べることも戦うこともできない。我々はボクシングというスポーツで王道を突き進んでいきます。